私たちについて|NPO法人絵本屋だっこのメンバー・体制

団体情報

団体名

特定非営利活動法人絵本屋だっこ

代表責任者名

理事長 庄司あいか

所在地

北海道札幌市西区発寒11条3丁目1番69号

メールアドレス

info@ehonya-dakko-npo.com

ホームページURL

https://ehonya-dakko-npo.com/

お問い合わせ

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活動とメンバー紹介

NPO法人絵本屋だっこは、重心児の母で絵本作家しょうじあいかをはじめ、子どもに障害を抱えた当事者ママたちを中心とした団体です。

当事者家族が抱える社会への問題意識を大切にしながら、家族や当事者の支援につながる活動や、障害理解を広める活動をしています。

10名の理事・正会員メンバーのほか、全国にサポートメンバーが37名ほど在籍。地域にとらわれない発信・活動をしています。

以下に、理事メンバーの経歴や絵本屋だっこの歴史、活動内容を紹介します。

 

代表理事 庄司あいか

絵本作家しょうじあいか

肩書き

  • NPO法人絵本屋だっこ代表理事
  • 合同会社はやと代表社員
  • インクルーシブ絵本作家

プロフィール

北海道石狩市在住の3児の母。長男が結節性硬化症という難病をもって生まれる。

言語理解が難しい長男にも読んであげられる絵本を作りたいという思いから、障害児向け絵本作家として活動開始。

今では「絵本で障害への理解を広める」というところに使命を感じ、絵本をツールとしつつ、個人や法人形態にとらわれず障害理解を広める取り組み、大きくはインクルーシブな社会を推進する取り組みを行なっている。

今の活動からつなげていき、最終的には息子の終の棲家をつくるのが、個人的な夢。

しょうじあいかInstagram>>

メディア掲載

  • 2023年6月25日 公明新聞「Future」にて掲載
  • 2024年4月14日 北海道新聞にて掲載
  • 2024年5月6日 STVどさんこワイドにて特集放送
  • 2024年5月13日 HTBイチオシ!!にて特集放送
  • 2024年7月25日 広報誌メルディアにインタビュー掲載
  • 2024年8月26日 STVどさんこワイドにて特集放送
  • 2024年9月1日 24時間テレビ北海道スペシャルにて放送

しょうじあいかの取材メディア一覧はこちら(サイト絵本屋だっこ内)>>

経歴

  • 群馬生まれ岩手育ち
  • 北海道教育大学函館校を卒業
  • 幼稚園教諭として3年間勤務
  • 結婚後、保育士資格を取得
  • 障害者グループホームでパートを経験
  • 習い事型児童デイで児童指導員兼、体操教室の先生として勤務
  • 第三子出産を機に在宅でライターとして活動開始
  • 2022年1月から絵本作家として活動開始
  • 2022年11月 医療的ケア児等支援協会からの依頼で紙芝居イラストを担当
  • 2023年2-3月にクラファンに挑戦し389%で達成
  • 2023年3-9月 自作絵本を全国の重心デイ400施設へ配布
  • 2023年4月 絵本屋だっこ立ち上げ
  • 2022年2月 障害児ママたちが在宅で働ける場所をつくるため「合同会社はやと」を立ち上げ
  • 2024年6月 NPO法人絵本屋だっこ立ち上げ

資格

  • 保育士資格
  • 幼稚園教諭免許
  • 中高の教員免許
  • メンタル心理カウンセラー資格

 

代表理事 庄司あいかより

NPO法人絵本屋だっこ代表理事庄司あいか

うちの長男(2012年生まれ)は、生まれつきの難病があり、重度の心身障害をもってうまれました。

中学生になった今でも、知的には最重度、人に関心が薄く、言葉でのコミュニケーションは難しい状態です。何をしても、どんなにあやしても、目が合わず、笑い返してくれない子でした。

そんな長男ですから、憧れの絵本育児も叶わず、とにかく必死の子育てを続けてきました。

転機が訪れたのは2022年。ふと時間ができたタイミングで、昔からの夢だった、絵本づくりをしてみようと思ったのです。

どうせなら、長男でも楽しめる絵本をつくってみようと。

言葉の理解が難しく、何かを注視することも難しい息子。そんな息子でも楽しめるよう、リズムや触れ合いといった要素を取り入れた絵本を数冊描き上げました。

実際に絵本を読み聞かせてみたところ、普段は人に対してほとんど反応のない息子が、声を上げて笑ってくれたのです。

これまでの育児のなかで、息子とコミュニケーションをとれないことが、とにかくつらく苦しかった私にとって、本当に感動の出来事でした。

そこから、息子のための絵本を「インクルーシブ絵本」とうたい、絵本づくりから障害への理解を広める活動をしています。大きくは、インクルーシブな社会へとつながることを目指して。

絵本づくりから、障害のある人だけでなく、きょうだいや家族、みんなが笑顔で生きられる社会をつくることが、私の使命と思っています。

障害や特性、困りごとのある人たちのことを、完全に理解はできなくても、寄り添うことはできる。

絵本を通じてなら、より共感的に、理解してもらえる。

そう思うからこそ、絵本づくりを通じて「寄り添ってくれる人」を増やす活動をしていきます。

その先には、優しい世界が広がっていることを信じて。

 

NPO法人絵本屋だっこ 代表理事
インクルーシブ絵本作家
しょうじあいか

 

副理事 亀倉由美

  • 子どもが重心児ダウン症
  • 代表庄司の長男の同級生
  • 北海道札幌市在住
  • NPOでは主に事務関係を担当
  • 見た目はほわっとしているが心は熱い

 

副理事 山岸明美

  • 子ども5人で一番下がダウン症
  • 代表庄司の長男の同級生
  • ダウン症の子の上2人は重度の起立性調節障害
  • ホームヘルパー1級保有
  • 小児対象のヘルパー事業所で勤務中
  • 北海道石狩市在住
  • マイナスも笑いに変えるムードメーカー

 

副理事 平井春香

  • 6才の次女が重心児のシングル(手術後の低酸素脳症→気管切開・人工呼吸器・経鼻栄養など医療的ケア有)
  • 薬剤師(調剤薬局勤務経験あり)資格保有
  • メンタル心理カウンセラー資格保有
  • 兵庫県在住
  • 読書好きで言語化力が高い

 

監事 早川直美

  • 三姉妹の子育て中
  • 高3、中2(発達グレー。普通級に在籍しながら、通級指導室に通っています)、小3(症候性てんかん、ウェルニケ脳症、知的障害。支援学級に在籍)※2024年現在
  • 神奈川県相模原市在住
  • 物腰が優しく穏やか

 

サポートメンバー

絵本屋だっこでは、名簿に記載された10人の正会員のほか、正会員にならずとも活動を共有・応援いただいている仲間がいます。

絵本屋だっこサポートメンバーは、2024年現在で37名。法人形態にとらわれすぎない活動をするため、日々活動の共有などやり取りをしながら、みなさんにも意見をもらっています。

当事者ママのほか、支援やサポートをしたい方々が集まっており、何かあったときには、助け合える関係でいたいと思っています。

以下に、活動のお手伝いをしていただいているサポートメンバーの方を数名ご紹介します。

※サポートメンバーは、賛助会員ではなく任意でつながっている無償の応援目的の方々です。

デジタルサポーター 凸凹エンジニア

マインクラフトやLEGO、プログラミング(scratch、Python、スプリンギン、Roblox)などなど、ものづくり好きのサポーターさん。発達凸凹(ASD)や軽度場面緘黙がありながらも子どもたちが楽しめる居場所をゲーム空間内につくる活動などをされています。

活動紹介:凸凹ひなタウン

凸凹ひなタウン

マインクラフト内にて、発達障害児や不登校児の居場所づくりをされています。絵本屋だっこで出版支援をした障害のある作家さんの描いたキャラクターが多数登場します。

長期休暇の時期などに不定期開催。開催時期は凸凹さんインスタアカウントや、絵本屋だっこインスタよりお知らせします。参加方法は凸凹さんへ。

凸凹クラフトさんInstagram>>

活動紹介:コミュニケーションアプリ 凸凹ヨムキク開発

凸凹ヨムキクは、障害がある子のためのコミュニケーションアプリです。絵本屋だっこの絵カード絵本が組み込まれているほか、音声読み上げ機能や手書きの入力機能も搭載。ぜひご活用ください。

▽凸凹ヨムキクダウンロード

https://dekoboko-r-l-7l72bl.flutterflow.app

▽ダウンロード方法

https://drive.google.com/drive/folders/12V8n1gGnGFFyB0xN-mCaGbUiYuoqgPsU?usp=sharing

 

サポーター インコパパ

ご自身も医療的ケア児として育ち、独学でPECSやTEACCH 強度行動障害支援、手話や特別支援などを学ばれたというサポーターさん。絵本屋だっこコラムで重症心身障害児向けのおすすめ遊びや支援の方法などを発信いただいています。

絵本屋だっこコラム>>

 

NPO法人絵本屋だっこ沿革|歴史と活動実績

NPO法人絵本屋だっこは、重心児の母で絵本作家しょうじあいかの、個人の活動からスタートした法人です。

絵本から障害への理解を広められたら……と発信を続けるうち、「何かお手伝いをしたい」という方々が集まってくださり、主に当事者ママたちを中心とした団体として、NPO法人としての活動をスタートするに至りました。

下記に、代表庄司の活動含め、団体の歴史と活動実績をご紹介します。

NPO法人絵本屋だっこの軌跡

2022年1月 代表庄司、絵本作家として活動開始
主に障害のある息子のための絵本づくりをはじめる

2023年2月 全国の重症児デイへ絵本を配布するクラウドファンディングに挑戦

2023年3月 初期目標の389%でクラウドファンディング達成
全国400施設へ、総数約2,000冊の絵本を配布

2023年4月 サイト「絵本屋だっこ」を開設
※絵本から障害への理解を広めるための場所として、個人の枠を超えた活動ができるようにとの思いでサイトを立ち上げる。自身の絵本売り上げはすべて障害児支援のための寄付にすると明言しスタート。

  • 障害のある方のイラストからの絵本制作(無償出版サポート)などを行い、それぞれの作品が次々にメディアで取り上げられる
  • サポートメンバーが徐々に集まりだし、総勢20名ほどになる

2023年9月 障害児ママたちの相談場所・働き場所をつくる取り組みを開始

2023年10月 NPO法人立ち上げを決意、準備を開始

2024年3月 NPO法人認証書類提出

2024年6月 NPO法人として認証がおりる

  • 絵本屋だっことしての活動を応援するサポートメンバーが総勢40名ほどになる
  • アート活動団体PhantomsCryptoWorld(PCW)と協業締結を結ぶ
  • 絵本作家としての活動がメディアに取り上げられる(24時間テレビなど)

2024年11月 北海道で初のリアルイベントを開催予定

 

活動の様子

絵本配布では、代表長男の同級生ママたちに手伝ってもらいながら作業を進めます。

別団体のイベントに呼ばれて読み聞かせをすることもあります。